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〜 海外旅行保険ガイド 〜

海外旅行保険とは? ほんとに必要? 数字でみる海外旅行保険

海外旅行者の24人に1人が事故に遭遇

病気やケガで治療を受けたり、カメラなど手荷物の破損や盗難、航空機の遅延による予定外の宿泊費など…。海外旅行中の保険事故発生率は約4.1%、およそ24人に1人の割合で何らかのトラブルにあっている計算になります。

海外で事故リスクが高くなる原因は、長時間の移動や時差の影響、気温や湿度など気候や衛生環境の違いによる体調不良や、国による習慣の違い(例えば、歩行者優先や車両優先といった交通ルール)による事故・トラブル、日本より犯罪率が高い外国への旅行といったことなどが理由として考えられます。

いつもと違う環境、異国の文化を楽しむためにも、海外旅行保険に加入しておくことをおすすめします。

海外トラブルの74.7%が健康と手荷物によるもの

海外旅行保険の補償項目別の発生件数の割合で最も多いのが「治療・救援費用」など健康にまつわるもの(47.8%)、次いで「携行品損害」など手荷物にまつわるもの(26.9%)、3番目に「航空機預託手荷物遅延」など航空機にまつわるもの(23.5%)となっていて、上位3項目で保険金支払件数の98.2%を占めています。

旅行先別では、ヨーロッパ・アフリカ地域では、飛行機の乗り継ぎによるスーツケースの破損や盗難被害など手荷物トラブルの割合が高く、アジア・オセアニア地域では気候や衛生環境の違いによる健康トラブルの割合が比較的高い傾向にあります。

海外でのさまざまなトラブルに、幅広く対応できる海外旅行保険がおすすめです。

「支払い保険金 約4,600万円」海外での治療は高額になることも

海外の医療制度は日本と違い、医療機関が治療費を決める「自由診療」となっている場合があります。また、海外では日本と比べて一般的に医療費が高く、救急搬送の自己負担など多額の費用がかかる可能性があります。

例えば、ハワイで盲腸(急性虫垂炎)の手術・入院すると数百万円かかるといわれています。海外旅行者の場合、海外旅行保険に加入していないなどで治療費の支払い能力を証明できない場合、治療を拒否されることもあります。

他にも、通訳の利用など現地で必要な医療サービスを受けるためにも保険に加入しておくと安心です。

クレジットカード保険との比較

クレジットカードにセットされている海外旅行保険で十分な場合もありますが、保険が適用される条件や対象となる補償が限られていたり、治療費が高額になった場合に多額の自己負担が発生する可能性があるなど、補償内容をよく理解しておく必要があります。

また、三井住友海上の海外旅行保険では、海外でトラブルが発生した場合の24時間無料相談や日本語の通じる医療機関の紹介、キャッシュレス診療など、補償だけでなくサポートサービスが充実しているので、もしものトラブルにより安心して備えることができます。

手頃な保険料でクレジットカードの保険に上乗せして補償を手厚くするプランを選ぶこともできます。

(2019年度 事故支払件数実績に基づくデータ=日本損害保険協会、ジェイアイ傷害火災保険会社)